3.アーサナ(Asana):座法

体を動かし浄化すること。瞑想のための座法とポーズ。
ヤマとニヤマの枝を実践したら、次なる段階は、病気や意識が不安定にならないよう、あらゆる障害から避けるために、肉体と感覚器官と意識を安定させコントロールするために、ポーズを勉強し実践することです。

肉体と感覚器官に虚弱の状態では、ヤマ・ニヤマを実践することが難しくなる。病気を打ち破るには、まずはアーサナを勉強し練習することにより、肉体は望ましい状態になり健康状態が向上していくことにより病気を避けることができます。

アーサナのポーズは全身のすべての筋肉、神経、臓器、腺、エネルギーの経路に働きかけ、伸ばし、鍛えるために特定の順序で動いていきます。しかしアーサナは、ただの体操ではなく、ポーズとそれをつなぐ動きを呼吸と一致させたものなのです。トリスターナ(tristana、ヴィンヤーサの結合)、バンダ(bandha、体を守る錠、封じること)、ドリスティ(dristi、視点)を通し、内面を見つめ、体の奥深くに働きかけていきます。

ナーディ(微細体のエネルギーの流れ)を開いて浄化し、プラーナという内なる生命力に近づいてはじめて肉体を超越できるのです。また、決まった順序でアーサナのポーズをとることで、必要なスタミナ、力、柔軟性、安定した精神が身についていきます。