ロルフィング・ムーブメントはロルフィングを開発したロルフ博士によって考え出された
理念に基づくカラダの動かし方の再教育法です。
ロルフィング・ムーブメントは、重力の影響下で動く際に、
カラダに必要なバランス・サポートを発達させ、
自分自身のカラダが重力と調和して動けるようになるかということを目的とします。
そして、体の表面的な動きではなく、内面的な強さや体のコアから発するような動きができる、
反応のいいオープンなカラダを作ることを重視します。
その結果、前よりも優雅で楽に、効率良く動けるようになります。
自分自身との繋がりが更に強まっていくのを感じ、
今までの重力に対抗して無理に動くことにより発生した
カラダの痛みから解放されます。
ワークショップを通して、参加者はロルファーと共に、
自分の動きのパターン(習慣や癖)を理解・発見するようになります。
両者が協力して、呼吸や歩行のバランス、立位や座位という
基本的な動作をするなどの日常の活動を、
より自由で効率的かつバランスのとれた動きで行えるよう探求していきます。
例えば、歩いたりしてカラダを動かす時、意識しませんよね?
モノを取ったり、痒い所をかいたり、習慣になった動きは無意識に考えなくても動けます。
これは、動きのパターンが脳(神経)にインプットされているからです。
この動きに無理がある場合、カラダに痛みが走ったりします。
なので、この無意識の動きを、意識的にすることによって、再インプットする必要があるのです。
もちろん、動くことすらできないカラダを柔らかくしたり、
いい姿勢をインプットする為にヨガをするわけですが、
ロルフィング ムーブメントによって、動きの質を高めていくことは
よりヨガを楽しむためにも必要です。
*ロルフィング ムーブメントと表記してありますが、一般的にはロルフ・ムーブメントとされています。