~ガネーシャとネズミ~
ガネーシャのお話(2)です。(1)はこちらです。
さてさて、本題です。ガネーシャの近くにネズミがいる理由は?
知っています?
インド神話の神様は動物を乗り物にしている事が多いのです。
シヴァは雄牛、ブラフマーは鳥という様にネズミはガネーシャの乗り物なのです。
実は悪魔を退治してネズミに変えて、それを操っていると言われます。
大きな体のゾウがとても小さなネズミを乗って、操る事ができる=ガネーシャは何でもできるという事を意味しているようです。
実際、ガネーシャは商売繁盛、学問、厄除け、開運と本当に万能の神様
(地域によって異なる場合がありますが・・・)として多くの地域で宗教の垣根を越えて
人々に愛されている神様です。
でも、実はもう1つ説があるのです。。。
昔のインド神話(哲学)の中にはこの世を誕生~滅亡を4つの周期(ユガ)で分けられ、
それを繰り返していると考えられていました。
そしてその周期のよってガネーシャの乗り物は変わるそうです。
そしてネズミは3番目の周期ドヴァーパラ・ユガの乗り物だと言われています。
ちなみに他の周期は次の通り。
第1周期 クリタ・ユガ (法の力が完全な状態)・・・ライオン
第2周期 トレータ・ユガ (法の力が1/4減少)・・・孔雀
第3周期 ドヴァーパラ・ユガ(法の力が半分減少)・・・ネズミ
第4周期 カリ・ユガ (法の力が3/4減少)・・・馬
ということは・・・どこかにライオンに乗っているガネーシャがいるかもしれないのです。
もし見つけたら、とても良いことが起きるかも・・・。
→→→ 他のインドの神々のストーリーはこちら。
<<ガネーシャ(Ganesha)>>
→ 別名:ガナパティ
→ 持ち物:象を駆る棒、数珠、托す鉢用の鉢、など
→ 神格:富と繁栄、知恵と学問、障害をなくし成功をもたらす