ヨガコラム
オーム(AUM)は、何かあやしい言葉だと感じる人がいるかもしれません。
「オーム」というのは、ヨガをするヨギ達が唱えるもので「聖音」と言われ、マントラ(聖句、真言、など)の中でも、もっとも短いものであり大切にされてきたものです。
「オーム」の英語のスペルが”AUM”と知ったとき、もしかしたら?と思ったのが、キリスト教の「アーメン」とにてるなってことでした。
確かに、インドとヨーロッパは近い。古代のインダス文明とメソポタミア文明は近い時期におこり、お互いにその後のヨーロッパの文化に大きな影響をおよぼしています。
どちらが最初とかは別として、教会などで歌われる賛美歌も、マントラと近いものなのかな?って思うと、なにか身近に思えたりしました。
パラマンサ・ヨガナンダ著の”あるヨギの自叙伝”の中に『聖音オームは、チベットでは”フム”、回教徒では”アミン”、キリスト教では”アーメン”となった。ヘブライ語にするその意味は”確かな”または”信ずるに足る”。』とあります。
映画などの夕食シーンなどで「アーメン」と言っているのを見たことがありますが、自然と耳に入ってきませんか?日本でいうところの「いただきます」のような感じでしょうか?
そうするとヨガでの「オーム」も、「ヨガをいただきます」な感じでしょうかね?
ちなみに「オーム」の音に近い音をだそうと探して見つけたのが、お寺などにある鐘だという話もあります。そうえいば、オームも百八唱えるとか・・・鐘も百八叩くとか、共通することがありますね。