正式名称は、「アシュタンガ・ヴィンヤーサ・ヨガ」といいます。
ヨガのポーズの特徴としては、2種類の太陽礼拝→スタンディング(立位)→シッティング(坐位)→フィニッシングの各ポーズから構成され、ポーズからポーズへと途切れることなく流れるような動きでフロウ(Flow)する=Vinyasa(ヴィンヤサ)スタイルとなっています。
呼吸(ウジャイ呼吸)・バンダ(コアの筋肉)・ドリスティ(意識する視点)を同時に集中しながら動きを伴う(ヴィンヤサスタイル)ヨガです。現代ヨガのほとんどが(パワーヨガ、ヴィンヤサヨガ、フローヨガ、など)、
アシュタンガ・ヴィンヤサヨガを元に作られています。その意味において、伝統的な現代ヨガといえるでしょう。
ポーズと呼吸を組み合わせて練習するテクニック(技法)は、明快にダイナミックでエネルギッシュなため、アメリカ、ヨーロッパなど西洋でいち早く取り入れられパワーヨガの原点でもあり、マドンナをはじめ、ハリウッド界、スポーツ界、ファッション界など様々な分野で活躍している人々が、体の健康と精神向上のためこのメソッドを活用して多大な効果を生み出しているのです。
*アシュタンガという意味は8支則(8部門)というヨーガスートラ(ヨガの経典)に登場する名前を
由来としています。動きを伴いながらポーズをとっていくということから、ラージャヨガ(アシュタンガヨガ)とは異なるヨガの種類ですが、ヨーガスートラ(ヨガの経典)を学び理解していくということは、
アシュタンガ・ヴィンヤサヨガの勉強においてもっとも重要なことです。ヨガ哲学なしにされるアーサナ(ポーズ)は単なる運動(エクササイズ)となってしまいます。