静的ヨガの効果を仕組みと共に考えてみましょう。
(ちよっと難しいかもしれません。)
静的ヨガは(動的ヨガと比べて)、動きを伴わないヨガです。
特徴として副交感神経支配の状態を作り出します。
副交感神経はリラックスへと導く自律神経です。
生理学的なカラダのメカニズムからみると、静的ヨガは伸長反射がおこらないようにジワジワと筋肉を伸ばしていくヨガなのだ。
伸長反射とは、無理やり筋肉を伸ばしたトキに起こる。勢いをつけて筋肉を伸ばそうとすると、逆に筋肉が緊張してしまうのです。どうして緊張するかというと、伸ばされたが切れないように(または傷つかないように)するという当たり前の作用なのだが、筋肉を伸ばすことを防ごうとしてしまうのだ。
だから、伸長反射が起こらないようにする静的ヨガで、柔軟性の改善により効果的なのだ。
ただし、マイナスの効果もあります。副交感神経が優位になり、全身がリラックスして、神経が沈静化するので、筋肉と神経の協調性という部分ではよくありません。
カラダがちょっと休んでいる感じと思ってください。運動選手などが、運動前にカラダを柔らかくするためにするのはお勧めできません。むしろ、寝つきの悪い人や、運動で疲労がたまっている人などが睡眠前に静的ヨガをすると効果的だといえます。
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