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ヨガ用語 さ~そ

【サーダナ】

個人の鍛錬、修行。求道。

【サードゥ/サドゥー】

修行者。遊行者。

【サーマ・ヴェーダ】

4つのヴェーダの1つとされます。ヴェーダの祭式では、ウドカートリ祭官が旋律(サーマン)にのせてマントラを歌います。

【サーンキャ・カーリカー】

サーンキャ学派の根本教典のことをいう。4世紀頃に成立された。

【サーンキャ(サーンキヤ)哲学】

六派哲学の1つとされる。開祖はカピラ。ヨガ学派はこのサーンキヤ哲学を取り入れたので、理論に関してはサーンキヤとほぼ同じものと見ることができ、対になるものとされる。サーンキャはこの世の原理をプルシャとプラクリティという2つの原理を立てる、いわゆるニ元論の立場をとる。このことから、ヨガを理論面から支えるという役割を果たしている。

【サヴィタルカ・サマディー(サマーパッティ】

有尋定(三味)。物質という対象物に神経を集中させている状態。理論のサマディとして知られてる。これは最もレベルの低い位置にあるサマディで、瞑想者は自然の要素(実在する物質)に意識(神経)を集中させて自らの知的能力を用います。これによって、様々なレベルの知識が鮮明になり始めるとされます。

【サヴィチャーラ・サマディ(サマーパッティ)】

有伺定(三味)。精微な対象について修されるものであり、反射を伴うサマディである。

【サット】

真実。実在。

【サット・チット・アーナンダ】

実在(存在)・意識(自覚)・歓喜(至福)。ブラフマンの特徴を表す時に用いられる。

【サットヴァ】

3種類のグナ(サットヴァ・ラジャス・タマス)の1つ。軽快・明るい・純粋などの性質を表す。

【サティア】

真実・誠実。ヤマ(禁戒)の1つ。

【サットサンガ】

真理を求める人達やヨガを学ぶ人達の集まり。アシュラムではたいへん重要な修行の1つとされ、毎日行なわれている。アーシュラムに滞在する者が一同に集まり、グルの話を聞いたり、聖典を学んだり、マントラやキールタンを歌う。

【サティヤーグラハ】

ガンジーの行なった真理把持運動。

【サハ】

「共に、一緒に、共通、共同」などを表す接頭語。

【サハスラーラ/ハハスラーラ・チャクラ】

7つのチャクラの1つ。下から数えて7番目にあり、千の蓮華を持つチャクラ。頭頂部に位置して、精神的な理解と、統合をもたらす。

【サビージャ・サマーディ】

有種子三昧。

【サヒタ・クンバカ】

意識的に息を止めるクンバカ。これに対して、無意識に止まることをケーヴァラ・クンバカという。

【サマディ/サマーディ】

三昧。八支則の第8段階。瞑想の深まった境地であるが、その深さによりいくつかに分けられる。

【サマーディ・パーダ】

『ヨーガ・スートラ』の第1章のタイトル。

【サマーナ】

等気。五つのプラーナの一つ。胸からヘソにかけて働き、栄養分やプラーナを全身に等しく運ぶ働きをするプラーナ。

【サマーパッティ 】

定。 内容においてはサマーディ(三昧)と同じ。

【サンガ】

集まり。集合。集会。僧団。

【サーン・キールタン】

キールタンに同じ。インド版の讃美歌。

【サンカルパ】

意志。強い想い。大願。ハタ・ヨーガでは、シャヴァ・アーサナでリラックスしているときに、サンカルパを使って自分の願望を潜在意識に訴える。

【サンギーティ】

合唱。一緒に歌う。ともに教典などを唱える。

【サンサーラ】

輪廻転生。インド古来の思想で、人はなんどでも生死を繰り返すこと。前世での善悪の行為によって、環境や経験や寿命が大きく左右される。この輪廻から解放されることが解脱であり、ほとんどのインドの宗教・哲学の目指すものとなっている。

【サンスカーラ】

潜在力。前世でのさまざまな行為や経験の記憶が種となって心の奥底に潜在していて、何かの折に触れてそれが心によみがえってくる。

【サンスクリット】

サンスクリット語。古代インドの有識者を対象にした 「人為語」。ヴェーダ語から発展し、紀元前4世紀頃パーニニによって文法が体系づけられた。パーニニによって完成されたサンスクリットは、その後二回補修されただけで、二千数百年経ったいまも変化していない。これに対し、時代や地域によって変化していったのがプラークリットと呼ばれる「自然語」である。ヨーガの教典やマントラは、そのほとんどがサンスクリット語で書かれている。

【サントーシャ】

知足。満足。ニヤマ(勧戒)の一つ。 現実に対し、不平や不満を持たずに肯定的に受け入れること。

【サンドラ】

海。

【サンニャーサ・ディークシャー】

グルが弟子に出家名を与えること。

【サンニャーシン】

放棄した人。隠遁者。仕事・家族・地位・財産など世俗的なことを捨て、精神世界に生きる人。

【サンヒター】

本集。本編。

【サンプラジニャータ・サマーディ】

有想三昧。尋・伺・楽・我想の四つの境地を含む三昧。

【サンヤマ】

綜制。アシュターンガ・ヨーガの最後の三つ(ダーラナー・ディヤーナ・サマーディ)を総称してサンヤマと呼ぶ。このサンヤマをどこに向けるかによって、さまざまなヴィブーティ(超自然力)が得られる。

【ジーヴァ】

生命。個人。魂。

【ジーヴァ・アートマン】

個人我。

【ジーヴァン・ムクタ】

生前解脱。生きながらに解脱した人。

【シークシャー・グル】 

先生。知識やテクニックを学ぶ師。

【シヴァ派】 

シャイヴァ。

【シヴァーナンダ・アーシュラム】

リシケーシにある、シヴァーナンダが創設したアーシュラム。正式にはディヴァイン・ライフ・ソサエティ。外国人も滞在できる。

【シヴァ・リンガ】

リンガとは「男性性器」。シヴァ神を男性性器で象徴したもの。